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pfwldはRIPV2に対応しており、無線回線の状態に合わせたルーティングを、実現することが可能です。これはroutedあるいはgatedのようなプログラムにより、ルーティングテーブルと呼ばれる経路情報を更新することで、自動的に利用可能な経路から選択します。
RIPは動的にルーティング情報を伝達する技術で、RIPV2ではサブネットマスクも同時に送ります。
このシステムを使った区間だけに限った経路の制御であれば、rnavidにより自動的に通信可能な経路が選択され、AX25などを用いた別の経路が存在しない場合には動かさなくても良いですが、今後を考えてroutedを動かすものとします。
FreeBSDの場合には既にroutedが入っており、/etc/rc.confにてrouter_enable="YES"にしますと、起動時にroutedが自動的に動きます。また幾つかのオプションを指定することも可能です。
/etc/rc.confの一部
### Network routing options: ###router_enable="YES"
・・・自動的に経路制御を実施
router="routed"
・・・routedをルータに使用
router_flags="-s"
・・・強制的にルーティング情報を教える
またripv2だけを使用したいので、/etc/gatewaysにて指定を行います。
/etc/gatewaysの例
if=tun1 ripv2if=ed1 ripv2
もし全てをダイナミックなルーティングにしたくない場合もあるかと思いますが、その時には/etc/gatewaysに経路情報を書くことで起動時に読み込ませることができます。詳しくはmanroutedとしてマニュアルを見て下さい。
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