このページはインド北部のカシミールに関してではありません。
3D地図のカシミールをアマチュア無線家が使うことを想定しての説明を行ったものです。
カシミールというソフトウェアは、立体的な風景や地図を楽しむために、DAN杉本さんが作られたものです。詳細は下記を参照して下さい。
HTTP://www.kt.rim.or.jp/~sugi/
最新版のダウンロードは下記です。
HTTP://www.kt.rim.or.jp/~sugi/kash/kashget.html
このソフトと国土地理院の数値地図を組み合わせると、素晴らしい世界が広がることと思います。
アマチュア無線を楽しまれている方は、このソフトを使うと交信している相手が見通せており、直接波で通信できているのか、それともどこかの反射波なのかをチェックしたり、自宅のアンテナから見える範囲を計算することができます。
UHF帯より上になると交信に必要なS/Nが得られるかを計算で出しただけでは、本当に交信が可能であるか不明です。そこでプロフィールと呼ばれる地球の丸みを考えた用紙に、途中の標高をプロットしていった図面を書いていくのですが、普通ですと面倒で面白くない作業でしょう。
そこでカシミールにある断面図の作成を使うのです。これを使うと簡単に2点間の地形がどうなっているか分かります。本来の使い方ですと、そのまま地形の標高を用いて計算すれば良いのですが、我々はアンテナの高さから見なくてはなりません。そこで、標高にアンテナの高さを加えた値で、知りたい局のマークを付けていきます。そして断面図を作成する必要があります。
このようにして作成した例が下記です。
見通せる例 | 見通せない例 |
左の例では完全に見えており2.4GHzで問題なく通信ができました。これに対して、右の例では途中に丘陵があり交信できていません。
これ以外にも自分のアンテナから見通せる範囲を書いてみたり、移動しようとする場所からの見晴らしを書いたりと、かなり楽しめるソフトだと思います。
仕事で使うような方は、下記のようなソフトウェアもあるようです。
http://www.fujisankei-g.co.jp/fujimic/gyoumu/denkai/
また下記にARIB(アライブ)のページもあります。
http://www.arib.or.jp/syokai/syoukai1/syokai1.html