57エレ八木の改造


 マキ電機の2.4G用57エレループ八木アンテナは、2本のブームを接続するタイプである。2.4Gともなると、エレメントの間隔が狭くなるため、この接続部分にもエレメントがある。

 このアンテナを移動の際に使い易い、工具が不要なタイプに改造してみた。

1.Uボルト等のナット

 これは当然であるがポールへ固定するためのUボルト、このマウントとアンテナを接続するボルトにつかうナットは、全てΦ5mmの蝶(ちょう)ナットに変更する。

2.ジョイント部分

 オリジナルではエレメントは2.6mmのビスによって、ブームの接続部分の固定を兼ねて止めている。このため細いドライバが無いと締め付けられない。

エレメントの穴に3.0mmのタップを切り、3×30のビスを固定しておく。

(エレメントの厚さが薄いので、ビスを締めるときには注意する)

 ブームに開いている穴は2.6mm用なので、3.0mmで使えるようにリーマなどで少し広げておく。この時に内側に入るブームの下側の穴は少し大きめに広げておくと、誤差が吸収できる。(びが大き過ぎないよう注意する)

 また穴位置を合わせ易いように、マジックで印を付けておく。

 ナットでの固定は工具が必要なことと、移動先で落とした時に見つけにくいので、かざりナットに変更する。

 これでブームを接続して位置を合わせたら、エレメントを上から入れ、かざりナットで固定すれば良いので、工具を使わないで組み立てが可能になる。


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