たぶんJR8IUF;安田さんが言い出したのだと思うが、JN3ASMの設計したASMと呼ばれる、FAX用のモデムICを使ったTNCにより回線の高速化を行うことになった。
今までの市販されているTNCは1200bpsのFSKを利用しており、シリアルポートに接続して使い、1ポートで1つシリアルを使うという問題があった。
これに対してASMではパラレルポートを使ったインタフェースであり、最大で8ポートまで増設が可能なこと、V29モデムのICを使っているので9600bpsまで可能なこと(実際には7200bpsが限界)などメリットがあった。
そして何かを作りたいと言う、アマチュア無線家の持つ潜在的な欲求が、ASM移行に拍車をかけたのだと思う。もちろん私をはじめ数人が意欲的に動き、準備を行ったのも大きく働いていると思うけど。
多くの人が初体験だった100ピンQFPの半田付けや、基板の製造が悪くてスルーホールが切れてたり、部品を壊したりと面白かったです。ただ動かなかった人も多くて困りましたけど。
また運用してみると、マルチパスやfずれ更には無線機の特性などから、7200bpsでも通らなかったりで、かなり長く遊べたアイテムでしたが、これが動いたので別に書いたようなWWWへの挑戦とかが出てきたのでした。