OKIのMSM7583というPHS用のIC(左側に写っているQFP)を用いて、ディジタル変復調の実験を行いました。
このICからは、オフセットQPSKの変調出力からが出ており、IQ変調器に入れることで簡単にディジタル変調を行うことが可能です。
またIF信号を入れるだけで、遅延検波による復調が行われるため、重要な部分の多くがこのIC1つで実現できます。
とりあえず10.8Mを使って折り返し試験を行ってみたところ、信号の伝送できることが確認できました。
下図が撮影した送信波形で、左がエンベローブを右がリサージュです。
オフセットQPSKの特徴である、振幅が半分しか変化しないことや、8個の位相を通ることが分かるかと思います。
この実験は、何と私の部屋ので行われていたんですが、送受のデータ信号を見てもらえれば、伝送に成功しているのが分かるでしょう。
(伝送による遅延があるため、画面の半分くらいズレがあります)