−−−−−−−−−−
|94ハムフェア版|
−−−−−−−−−−
このマニュアルは、1991年にJK1FNL;小林直行さんが書かれた「寺子屋運用の手引き」を補完するため、Appendix Aの「TCP/IP・寺子屋インストールマニュアル」を元に追加・変更して作りました。
これは多くのソフトウエアがバージョンアップされ、最近のファイルを入手してインストールされた場合、手引きの記述と一致しない部分があるためです。
よって全般的な話しに関する記述は有りませんので、この部分は従来通り「寺子屋運用の手引き」を参考にして下さい。
インストール作業は、このマニュアルに書かれている手順で行うことにより、完了する予定ですが、ある程度の知識がある事を想定して書きましたので御了承願います。
また一般的なツール類は揃っており、MS−DOSが動作しているマシンへのインストールを想定してますので、これらが未だの方は先にシステムの整備を行って下さい。
この章では運用に必要なファイルを自分のマシンにコピーします。
添付のgo.batを利用しても良いですが、作業を理解してから動かして下さい。
(go drv1 drv2で起動:drv1コピー元,drv2コピー先のドライブを指定)
1.1 展開するファイル
このマニュアルでインストールを行うファイルは、
JX40320E LZH 162728 jnet MCD09B01 LZH 390907 シリアルドライバ OIM128P2 LZH 27072 メールリーダ ML107 LZH 19700 スプール表示 TERA0714 LZH 214514 ニュース転送 YK315 LZH 112528 ニュースリーダ YK315M01 LZH 71073 ニュースリーダ RSWAP119 LZH 19899 スワップ JLESS97E LZH 47759 ページャ
を想定しています。
1.2 ファイル構造
これから作る予定のファイル構成を下記に示します。(一部省略)
以下の説明,サンプルのファイルは、このファイル構成を想定してますので、変更される場合には、必要に応じて読み替え,変更を行って下さい。
*の付いているファイルは、設定の変更を行う必要があります。詳細については2章に記述しますので、そちらを読んで下さい。
|-- BBS.LOG |-- BBS --|-- CONFIG.BBS | |-- USERS.DAT | |-- BIN -- | |-- DOC -- | | |-- MAIL.CF * | |-- NETWORK.DEF * | |-- CONFIG.BBS | |-- CRONTAB | |-- HOSTS.NET * --JNET--|-- ETC --|-- HELP.BBS | |-- ALIAS * | |-- FTPUSERS | |-- AUTOEXEC.NET * | | |-- ROUTE.RC |-- FINGER --|-- MEM-S.RC | |-- TCP-S.RC | |-- PING.RC | |-- PUBLIC -- | | |-- BATCH -- | | | |-- HELP -- | | | |-- MAIL -- | | | |-- MQUEUE -- | | | | |-- AMPR -- | | | |-- SPOOL --| |-- CONTROL -- | | | | | |-- JUNK -- | | | | |-- NEWS --| |-- SEQ | | | |-- ACTIVE | | | |-- SYS * | | |-- LIB --|-- HISTORY | | |-- ORGAN * | | |-- HISTORY.IDX | |-- MAIL.LOG | |-- NET.LOG | |-- SOROBAN.ERR | |-- TMP -- | | |-- MBOX | |-- OIMO.RC * | |-- SIGNATUR.E * | |-- SIGNATUR.IMO * |-- USR --|-- DARE --|-- TOUCHED.YK | |-- YOMIKAKI.HLP | |-- YOMIKAKI.RC | |-- NEWS.RC | |-- ARTICLE.TXT | |-- WRK --
1.3 ファイルのコピーと解凍
まずフロッピーからjnet-pac.lzhをハードディスクにコピーします。
これをLHAにより解凍を行うことにより、ディレクトリ構造ごとハードディスクにファイルが展開されます。
ディスクの空きスペースとして、約3Mバイトが必要です。
\jnet\wrk に必要と思われるファイルが入ってますので、ハードディスクのこのディレクトリに移動して作業を行います。
まずlha.exe で全てのファイルを解凍し、実行形式のファイル*.bat,*.com,*.exe を\jnet\bin に移動して下さい。
次に残ったファイルのうち、説明などが書かれた*.doc,*.man を\jnet\doc に移動して下さい。
まだファイルが残っているかと思いますが、これらは今回の作業では使いませんので削除して問題ありません。
次にユーザーディレクトリ名を変更します。ちょっとdareでは変ですから、ディレクトリ名を\jnet\usr\dareを自分のコールサイン,ハンドルなどに変更して下さい。
以上で必要なファイルのハードディスクへのコピーは終わりです。
この章では接続する局が見つかり、運用を行う時の設定につて説明します。
多くの設定が必要ですが、焦らずに確実に作業を行って下さい。
2.1 config.sys
各自のパソコンシステムに応じて設定してあるハズですが、jnetを動かすために少し書き直す必要があります。以下の例を参考に使われているマシンに合わせて、設定を変更して下さい。
jnetではmcd というMS-DOSに付属しているシリアルドライバより、高性能なドライバを用います。もしMS-DOSに付属のシリアルドライバが登録されている場合は、これを削除して下さい。
config.sysへの追加例1(98系)
files=48
開けるファイルの数を少し多目にしておきます
SHELL=c:\command.com c:\ /E:1024 /P
環境変数の設定領域を広げておきます
DEVICE = c:\jnet\bin\mcd98.exe /FR /B9600
シリアルドライバMCD.SYSを組み込みます
(パソコンとTNC間;9600bps,ハードウエアフローを指定)
config.sysへの追加例2(PC系)
files=48
開けるファイルの数を少し多目にしておきます
SHELL=c:\command.com c:\ /E:1024 /P
環境変数の設定領域を広げておきます
DEVICE = c:\jnet\bin\mcdpc.exe /FR /B9600
シリアルドライバMCD.SYSを組み込みます
(パソコンとTNC間;9600bps,ハードウエアフローを指定)
config.sysへの追加例3(J31系)
files=48
開けるファイルの数を少し多目にしておきます
SHELL=c:\command.com c:\ /E:1024 /P
環境変数の設定領域を広げておきます
DEVICE = c:\jnet\bin\mcdpc.exe /FR /B9600
シリアルドライバMCD.SYSを組み込みます
(パソコンとTNC間;9600bps,ハードウエアフローを指定)
2.2 j.bat
寺子屋を動かすための設定(おもに環境変数の設定です)と、jnetを起動するためのバッチファイルです。
各設定の注釈の部分は、実際のファイルに書く必要はありません。添付のファイルを元に編集して下さい。
*をつけた行に関しては各自で設定が必要ですが、他は変更を行わなくても良いと思います。
j.batの例
C: *
rem インストールしたディスクに移動します
set PATH=%PATH%;c:\jnet\bin *
rem tcpipに関するディレクトリを追加します
set TEMP=A:\JNET\TMP *
set TMP=A:\JNET\TMP *
rem テンポラリーファイルを一時的に格納するディレクトリを指定します
set USER=dare *
rem ユーザー名です
set longname=daresore *
rem ユーザー名です
set fullname=dokono daresore *
rem フルネームです
set HOME=c:\jnet\usr\dare *
rem 自分用のディレクトリを指定します
set ETC=/jnet/etc/
rem 色々な設定ファイルのディレクトリを指定します
set TZ=JST
rem タイムゾーンを指定します
set EDITOR=vz
rem oimoなどで使うエディタを指定します
set PAGER=mimeless
rem oimoなどで使うページャーソフトを指定します
MCDBUF -R2048 -T1024 AUX *
rem シリアルポートのバッファソフトを組み込みます
rem (ポート名が異なる場合もあります)
rswap -dA:\JNET\TMP\ -m8 *
rem swap用のソフトを組み込みます
rem A:\JNET\TMPへスワップします
cd %HOME%
rem 自分用のディレクトリに移動します
\jnet\bin\jnet.exe -dc:/jnet/ -rc:/jnet/etc *
rem jnetの起動を行います
rem c:/jnet/とc:/jnet/etc は、必要に応じて変更して下さい
rswap -r
rem rswapを開放します
\jnet\bin\MCDBUF -r AUX
rem mcdbufを開放します
cd \
2.3 autoexec.net
autoexec.netはjnetの各パラメータを設定するためのファイルです。
各設定の注釈の部分は、実際のファイルに書く必要はありません。添付のファイルを元に編集して下さい。
*をつけた行に関しては各自で設定が必要ですが、他は変更を行わなくても良いと思います。
autoexec.netの例
ip address [133.168.63.1] *
# 自分のIPアドレスを設定します
start smtp
# smtpサーバを動かします
start ftp
# ftpサーバを動かします
start echo
# echoサーバを動かします
start discard
# discardサーバを動かします
start telnet
# telnetサーバを動かします
start remote
# remoteサーバを動かします
start finger
# fingerサーバを動かします
tcp mss 216
# 送出されるTCP のコネクトリクエスト(SYN セグメント)により送信さ
# れるTCP の最大セグメントのサイズをバイト単位で設定します
tcp window 1024
# 新しく張ろうとするコネクションに対してTCP による受信ウィンドウサ
# イズをバイト単位で設定します
ax25 mycall watasi *
# 自分のコールサインを設定します
ax25 heard on
# TNC の"Mheared" と同等の機能を動作させます
ax25 digipeat on
# ディジピータとしての使用を許可します
ax25 maxframe 2
# アクノウリッジ(了解)が不要な最大のフレーム数を設定します
ax25 paclen 256
# I (情報)フィールドのサイズを設定します
ax25 retry 15
# エラーリトライの再送信回数を設定します
ax25 window 2048
# 受信キューに保っておくことができるバイト数を設定します
attach asy AUX 0 ax25 port1 2048 256 9600 2048 *
# 通信ポートの設定を行います
#
# attach asy AUX 0 ax25 port1 2048 256 9600 2048
# ~~~ buff mtu ~~~~
# シリアルポート 速度指定
smtp trace 3
# SMTPに関するトレース表示をおこないます
smtp batch "\jnet\bin\deru.bat"
# キューと同時に起動するファイルを設定します
smtp gateway dokoka.prug.or.jp
# ホストテーブルにないメールをフォワードするゲートウェイを指定します
smtp timer 1200
# 送信メールキューのスキャン間隔を秒単位で設定します
mbox off
# とりあえずメールボックス(BBS)機能は起動させません
extsearch on
# DOSコマンドの実行を可能にします
log \jnet\spool\net.log
# ログファイルを指定します
param port1 1 60
# 送信時のディレイを指定します(txdelay)
param port1 2 63
# 送信確率を指定します(persist)
param port1 3 10
# 再チェック間隔を指定します(slottime)
route add dokoka port1 *
# dokoka宛の通信はport1で行います
route add sokono port1 dokoka *
# sokono宛の通信はport1でdokoka経由で行います
route add [133.168.63.1]/27 port1 dokoka *
# IPアドレス133.168.63.*宛の通信は全てport1で行います
route add default port1 *
# 通信に使用するポートが不明の場合、全てport1で行います
timer 80 tcp kick all
# もし送信キュー上にデータがあれば、再送信されます
timer 3200 ax h clear
# 受信局のリストを消します
timer 603 tcp check all
# 張られているリンクが正常な事を確認します
ping dokoka 614 *
# 相手局が動いているかを確認します
IPアドレスについては、とりあえず実験用アドレスを使ってください。具体的には133.168.63.1〜133.168.63.254が使用できます。
正式アドレスの発行については、接続先の局に聞かれると良いでしょう。
133.168.*.*は、PRUG(Packet Radio User's Group)に対して、割り当てられたアドレスです。
また、ホスト名はとりあえず<callsign>.prug.or.jpで良いでしょうが、この点も接続先の局に聞かれると良いでしょう。
2.4 network.def
寺子屋に限らずネットワークに関連する全てのプログラムを、一つの設定ファイルで処理するために設けられたものです。
各設定の注釈の部分は、実際のファイルに書く必要はありません。添付のファイルを元に編集して下さい。
*をつけた行に関しては各自で設定が必要ですが、他は変更を行わなくても良いでしょう。
network.defの例
define Hostname watasi *
自分のホスト名(コールサインで良い)
define Domainname prug.or.jp
自分の属するドメイン名(接続先によっては要変更)
directory SpoolDir /jnet/spool
スプール用のディレクトリ
directory Terakoya.newsDir /jnet/spool/news
ニュースの入っているトップディレクトリ
directory Terakoya.libDir /jnet/spool/news/lib
libのディレクトリ
directory FingerDir /jnet/finger
finger用のコマンドファイルがあるディレクトリ
directory Terakoya.batchdir /jnet/spool/batch
ニュース用のバッチファイルを作るディレクトリ
directory soroban.batchdir /jnet/spool/batch
ニュース用のバッチファイルを作るディレクトリ
file setgate.staticroute /jnet/etc/setgate.rc
setgate用のデータがあるディレクトリ
file soroban.errfile /jnet/spool/soroban.err
sorobanのエラーを書き込むディレクトリ
file jnet.active /jnet/spool/news/lib/active
ニュースの active ファイル
file jnet.startup /jnet/etc/autoexec.net
jnet起動時に実行するファイル
file jnet.userfile /jnet/etc/ftpusers
ftpするユーザー登録が書かれたファイル
file jnet.hosts /jnet/etc/hosts.net
IPアドレスの参照用ファイル
file jnet.alias /jnet/etc/alias
ユーザー名のalias用のファイル
file jnet.crontab /jnet/etc/crontab
cron機能の起動テーブル
file jnet.digilist /jnet/etc/digilist
マルチデジピート機能のテーブル
file jnet.exlist /jnet/etc/exlist
マルチデジピート機能のテーブル
file soroban.newsfile rnews
newsの書き込みを送るアドレス
directory jnet.userDir /jnet/bbs/user
ユーザ用の news.rc が入るディレクトリ
directory jnet.bbscmdDir /jnet/bbs/cmd
LOCAL モードの時、
's','f' で起動される BAT ファイルが入っているディレクトリ
directory jnet.helpDir /jnet/bbs/help
BBSのヘルプファイル
define jnet.bbsNews xnews
BBSよりの書き込みを送るアドレス
file jnet.bbslogfile /jnet/bbs/bbs.log
BBSのログファイル
file jnet.bbsconfig /jnet/bbs/config.bbs
BBSの設定
file jnet.bbsdeny /jnet/bbs/deny.bbs
BBSより、アクセスできないニュースグループ
file jnet.bbsopenmsg /jnet/bbs/open.msg
BBS接続時のメッセージ
file Terakoya.bbsuser /jnet/bbs/users.dat
BBSのユーザのファイル
file Terakoya.mailcf /jnet/etc/mail.cf
mail のルーティング指定ファイル
file Uucp.systems /jnet/systems
uucp用
file Uucp.uuxqt jnet_xqt
uucp用
directory Uucp.spool /jnet/spool/uucp
uucp用
directory Uucp.pubdir /jnet/spool/uucppub
uucp用
file setgate.staticroute /jnet/etc/setgate.rc
setgate用
file setgate.dynamicroute /jnet/etc/setgate.rc2
setgate用
*をつけた行に関しては、各自で設定しなおさなくてはなりません。
他は、このままで良いでしょう。
2.5 alias
宛て先を読み替えるための設定です。これはユーザー名が分からない等で、一般的な名称で送られてくるメールなどにも使われます。
添付のファイルを元に編集して下さい。
aliasの例
dare dare@watasi.tama.prug.or.jp *
root dare@watasi.tama.prug.or.jp *
postmaster dare@watasi.tama.prug.or.jp *
2.6 mail.cf
メールのルーティングを行ないます。
指定されない未定義のドメインに対するメールはエラーになりますが、smtp gatewayの指定があれば、そこへ送りられエラーになりません。
各設定の注釈の部分は、実際のファイルに書く必要はありません。添付のファイルを元に編集して下さい。
*をつけた行;つまり全ての設定について変更が必要です。
mail.cfの例
# hostname replace
# H NewHost: OldHost
#
# alises To address
# A OldTo: NewTo:
#
# A の行は、ユーザ名+ドメイン名で、置換を指定します。
# 2項目を3項目に展開します。
A sysop: dare *
A postmaster: dare *
#
# mail routing
# J SendHost: Type Domains
#
# J の行は、routing の指定です。
# 4項目宛は、2項目へ送ります。
J watasi: local watasi.prug.or.jp *
watasi *
J sokono: smtp sokono.prug.or.jp *
dokoka.prug.or.jp *
jp *
2.7 organ
自分の所属する組織を書きます。これはニュースのヘッダーに取り込まれます。組織といってもあまり大袈裟に考える必要はありません。所属している無線クラブや、通っている学校の名前などでかまいません。
下記を参考に設定し直す必要があります。
organの例1
Kuwanomi Ham Club
organの例2
Radio Amature Station , JK1FNL
organの例3
PRUG INET TAMA-NOC / Packet Radio User's Group, Tokyo, JAPAN
2.8 hosts.net
IPアドレスとhostネームの対照表です。空白に見える部分はTAB で区切ってあります。各行の#以降は注釈となります。
*をつけた行;つまり全ての設定について変更が必要です。
自分から接続できる局だけ書いておけば良いでしょう。
hosts.netの例
# IP address alias host name
133.168.56.96 jk1mly jk1mly.tama.prug.or.jp *
133.168.56.97 dragon dragon.tama.prug.or.jp *
2.9 oimo.rc
このファイルはメールツールの設定を行うファイルです。
各設定の注釈の部分は、実際のファイルに書く必要はありません。添付のファイルを元に編集して下さい。
*をつけた行に関しては各自で設定が必要ですが、他は変更を行わなくても良いと思います。
oimo.rcの例
user dare *
# ユーザー名を指定します
fullname daresore *
# 自分の名前を書きます
zone JST
# タイムゾーンを指定します
smtp \jnet\spool\mail
# mailのディレクトリを指定します
edit vz
# oimoで使うエディタを指定します
set record=mbox
# メールを記録するファイル名を指定します
set PAGER=less
# oimoで使うページャを指定します
set crt=21
# 表示行数を指定します
set metoo
# コピーを記録することを指定します
alias kimi kimi@sokono.prug.or.jp *
alias omae omae@dokoka.prug.or.jp *
# aliasは、あて先を略すための指定を行います
例えばsokono.prug.or.jp にメールを送りたい時、mコマンドを使って
m kimi@sokono.prug.or.jp
と入力しなくてはなりません。aliasを指定することによって、
m kimi
と入力するだけで良くなります。
2.10 signatur.e
ニュースを書いた時の署名ファイルです。
省略した場合は、signatur.imoが取り込まれます。
この署名ファイルですが、どのようなものが使われているか、幾つかの例を紹介しておきますので、自分の好みで書いて下さい。
signatur.eの例1
((((((( ) 大内 和博 / Kazuhiro Ouchi(おちゃねっと)
( ^_^() PRUGNET kazu@je1tea.prug.or.jp
() JUNET ocha@hmdc.hmdc.se.fujitsu.co.jp
() NIFTY PBI00535/FBEGIN SUB-SYSOP
signatur.eの例2
前 島 康 徳 ▼___つ
yas@js1dcf.prug.or.jp /| /|
[js1dcf@jh1ynw.prug.or.jp] (( ( (○)-@- (○)
・−−− ・・・ ・−−−− −・・ −・−・ ・・−・
signatur.eの例3
i i
杉本敏則(大阪府八尾市) (O))))))))...
signatur.eの例4
TABATA Yasuhiro <jp3bkz@genny.or.jp> ζ°
田畑恭裕 京都府舞鶴市行永2410 ~
signatur.eの例5
JR3TZB/PC9801DA7 Ω__Ω )
PC9801DA<--plopy-->PC9821CeS2 ( ・ ・) (
kuma@pc98da.jr3tzb.harima.prug.or.jp ( ● ) )
[133.93.10.27] ( ___/====
yomikaki3.16 hpcc 930811/soroban2.41 NIFTY:KHF07264
jnetcex40320
2.11 signatur.imo
メール用の署名ファイルです。2.10と同じでも良いです。
2.12 sys
ニュースの転送システムの設定ファイルです。
添付のファイルを元に編集して下さい。
sysの例
dokoka.prug.or.jp:ampr:F:dokoka
dokoka.prug.or.jp:rnews:dokoka:m:65536:10
書式の説明
DestHost:Newsgroups:Option:[Filename]
DestHost:DestUser:BatchFile:Mode[delay]:Bytes:n
DestHost :接続されたホストの名前
確実にメールが届く形で指定する
Newsgroups:送るニュースグループの指定
Option :動作モードの指定
Filename :出力先のファイル名の指定
DestUser :rnews を指定
BatchFile :バッチファイル名の指定
Mode :動作モードの
Bytes :ニュースが格納された1つのメールのサイズの上限を指定
n :DestUser@DestHost 宛てのメールが mqueue に最大で何個存在
することを許すかを指定
2.13 users.dat
使い方が分かり通信が可能になるまで、このファイルは作成しないで下さい。
このファイルがある場合、正しく設定されていないとメールなどが受け取れません。(ファイルが無い時には全てを受け取ります。)
アクセス可能なユーザー名を登録します。
各設定の注釈の部分は、実際のファイルに書く必要はありません。添付のファイルを元に編集して下さい。
*をつけた行に関しては各自で設定が必要ですが、他は変更を行わなくても良いと思います。
users.datの例
dare *
# ユーザー名宛のメールを受け取るため
rnews *
# ニュースを受け取るため
rnewspac
# 圧縮されたニュースを受け取るため
xnews
# BBSのニュースを受け取るため
guest
# ゲストID宛のメールを受け取るため
root
# ルート宛のメールを受け取るため
postmaster
# 代表宛のメールを受け取るため
この章では2章に記載してませんが、設定を行う可能性のあるファイルについて説明を行ないます。
3.1 ftpusers
続いてftpusersの設定をします。これはファイル転送プロトコルFTP を使うユーザーの権限を記述するものです。
とりあえず次の2つは書いておいて下さい。
ftpusersの例
anonymous * \public 1
guest * \public 1
3.2 crontab
ファイルに書かれた指示に従って、指定の時刻にコマンドを実行するための設定です。 (今回の設定では使用してません)
crontabの例
#分(0-59) 時(0-23) 日(1-31) 月 (1-12) 曜日(1-7月曜が1) * command
#
0,20,40 * * * * daemon source /etc/smtpkick.rc
10 0,12 * * * * sl > \jnet\finger\sl_out.txt
crontab の各行は、7 個のフィールドから構成されます。但し# で始まる行は注釈行です。第 1 フィールドから第 6 フィールドまでは、スペースまたはタブで区切られます。
第 1 フィールドから第 5 フィールドまでは、整数形式で、順に次の項目を指定します。
分(0 から 59。)、
時(0 から 23。)、
日(1 から 31。)、
月(1 から 12。)及び
曜(1 から 7、月曜が 1。)。
各項目は、すべての正当な値を表すアスタリスク(*)又は上記の範囲内の数値、マイナス(-)を挟んだ 2 個の数値で表す範囲若しくはコンマで区切った数値及び範囲のリストです。
第 6 フィールドは、互換性を維持する為のダミーです。
第 7 フィールドは、第 6 フィールドに引き続く改行までの文字列です。
(途中のスペースとタブとを含み、最後の改行は含みません。)この文字列を、指定の時刻に jnet がコマンドとして実行します。extsearch onであれば、外部コマンドも実行できます。
3.3 NEWS.RC
表示させたいニュースグループの種類と順番、既に読んだニュースなのかを保存するために必要なファイルで、書式は以下のようになっています。
newsgroup option [ number list ]
ここで指定するニュースグループ名は、3.4で設定したactiveに含まれていなければなりません。最初は、[ number list]を省略してもかまいません。
optionは2種類、:と!です。そのニュースグループを読むなら:を、読まないのなら!とします。
news.rcの例
ampr.general:
ampr.junk:
ampr.tcpip:
ampr.books!
ampr.books.magazines:
(以下略)
例では、ampr.books 以外のニュースグループをすべて読むような設定となります。
ニュースを読み終えると、その情報がnews.rcに記録されます。
例えば、以下のようにnumber listが追加されます。
ampr.general: 1-70
ampr.junk! 1-98
次回起動時には、このlistにあるニュースを読みとばし、新しいニュースのみ表示されます。
3.4 touched.yk
とりあえずnews.rcと同じにして下さい。
3.5 active
有効なニュースグループと状態を書きます。
activeの例
ampr.org.prug 00000 00000 y
ampr.test 000000 00000 y
ampr.soc.misc 00000 00000 y
ampr.sci.misc 00000 00000 y
ampr.sci.astro 00000 00000 y
ampr.questions.misc 00000 00000 y
(以下略)
いよいよ設定が終わったので、この章ではシステムを起動してみるための手順を説明します。
うまく行かなかった場合、出力されるメッセージをメモし、意味を考えながら設定を変更したり、接続局に相談してみて下さい。
またTNCはkissモードと呼ばれるモードに、動作状態を変更する必要があります。
4.1 TNCの設定
普通の通信ソフトを使い、TNCに以下のコマンドを入力して下さい。これによりkissモードになります。
また必要に応じて通信速度、フロー制御等も設定して下さい。
KISS ON
RESTART
このあとは、通信ソフトからの入力は受け付けられません。そのまま通信ソフトを終了させて下さい。
KPC−「」など一部の機種では、手順が異なりますので、TNCのマニュアルで確認して下さい。
普通のモードに戻った時にTNCの設定は初期化されますので、必要に応じて設定をバックアップしておいて下さい。
4.2 JNETの起動
まず\jnet へディレクトリを移動し、j.bat <cr>でバッチファイルを起動して下さい。 正常に立ち上がる事を祈ってます。
4.3 メール
imo.bat というバッチファイルが用意してありますので、imo<cr> にてjnetよりoimoを起動します。
? と入力するとヘルプメッセージが表示されますが、詳細はtebiki2.txt などを見て下さい。
ちなみにm <aite>で誰かにメールが出せます。
また、リターンを押せば届いたメールを読むことができます。
4.4 ニュース
yomu.bat というバッチファイルが用意してありますので、yomu<cr> にてjnetよりyomikakiを起動します。
h と入力するとヘルプメッセージが表示されますが、詳細はyomikaki.docなどを見て下さい。
4.5 TNCの再起動
普通の状態に戻すためには、jnetが動いているときに次のコマンドを入力して下さい。
param ax0 255
このあとjnetを終了させ、TNCの電源を入れ直す(restart させる)ことでkissモードから抜けることができます。
TNCの設定は初期化されますので、必要に応じて事前にバックアップしておいた内容に戻して下さい。
この章では主なソフトについて簡単に説明を行います。詳細はDOCファイルなどを見て下さい。
5.1 JNET
オリジナルのKA9Qパッケージ中のNET.EXEを元に、日本の環境に合わせて改造・進化したネットワークソフトです。
5.2 MCD
シリアルポートを使うためのデバイスドライバです。
5.3 MCDBUF
MCDあるいはこれとコンパチブルなドライバのバッファエリアを変更するソフトです。
5.4 OIMO
メールを書いたり読んだりするためのソフトです。
5.5 ML
メールの一覧などを表示するソフトです。
5.6 SOROBAN
寺子屋ニュースシステムの中心的なソフトで、ニュースの受け取り機能などを持ちます。
5.7 DENTAKU
sorobanと一緒に使用され、ニュースを送る機能を持つソフトです。
5.8 YOMIKAKI
もう1つの寺子屋ニュースシステムの中心的なソフトで、ニュースを読んだり書いたりする機能を持ちます。
5.9 DASHI
ニュースヘッダのついたニュースを、sorobanへのメールに変換するソフトです。
5.10 RSWAP
RSWAPはメモリに常駐してメモリの状態を監視し、子プロセス実行に際してメモリ不足となる場合、自動的にSWAPを開始するソフトです
5.11 tinymime
yomikakiで日本語Subjectの表示を可能とするための、フィルタを行うソフトです。
5.12 less
ファイルを指定した行数ごとに区切って表示したり、スクロールさせたりするソフトです。
これで寺子屋のインストールは、一通り終了しました。
接続先にoimoを使ってメールを書き、ニュースを転送してもらうよう頼んでみて下さい。しばらくすると、ニュースが転送されてくるでしょう。
それではネットワークでの出会いを楽しみに待ってます。
寺子屋運用の手引き
Appendix A−−TCP/IP・寺子屋インストールマニュアル
1991年7月 JK1FNL 小林直行
MAILCF.DOC
CEXDEF.DOC
1992年3月 JF2CEX 小路 孝司
JA2QJU 小池 志郎
JA2GDF 小谷 晧
寺子屋ニュースシステム運用マニュアル(初版)
1992年6月 JF7WEX 鈴木 隆史
JP1FOC 製 unofficial jnet 説明書 JNETFOC.DOC
1992年6月 JP1FOC 保坂 栄一
KA9Q Internetソフトウェアパッケージ(日本語訳)
1990年5月 JA3KPA 浅井 信輝
1994.8.14 JK1MLY・稲葉