ThinkPad535(TYPE26060KF8)のHDDを、MK-3205MAV(TOSHIBA)に換装した時のメモです。これを行うことによりメーカの保証が効かなくなるほか、作業の失敗による破損や故障の原因になる可能性があります。従って作業は各自の責任により実施して下さい。
1.バックアップを取る
使用中のHDDに入っているデータやソフトのバックアップをMOなどに取ります。またFDにWindows95などのバックアップを取ります。(購入時にとったままの場合には、念のためFDに異常がないかを確認した方が良い)
2.電源を切る
HDDを取り替えるので、パソコンの電源を切りACアダプタとバッテリーパックを外します。
3.カバーを外す
パームレストを兼ねている部分のカバーを外します。メモリを増設した時と同じ手順で、裏側から2つネジを外します。使用するドライバはネジに合ったモノを使用しないと、ネジの頭が潰れてしまうので注意しましょう。ネジを外したなら、カバーは軽く引くと外れます。
4.HDDを外す
カバーの下にあるネジを外します。これでHDDはコネクタにより固定されているだけになります。次に慎重に先端の部分を引っ張り、HDDを取り出します。かなり取りにくいですが、裏から少しずつ押し出すような感じで取れました。ケースに力を掛けると、割れてしまうので注意しましょう。
5.HDDを交換する
4カ所のネジを外すと固定されていた台からHDDが外れます。同じように新しいHDDを載せるのですが、自分の場合には新しい方はネジを止める場所が、古いHDDとは異なっていました。また幅が若干ですが違うようで、ネジを完全に締めると、HDDを固定するトレイが歪んで、実装できないため少しだけ緩めておきました。
6.HDDを取り付ける
HDDのコネクタが完全にハマルまで押し込み、ネジで固定します。うまく入らない場合には、コネクタのピンを曲げたりすると大変なので、絶対に無理をしないで下さい。カバーをして裏からネジ2本を止めれば換装作業は終了です。バッテリーパックなどを元に戻しましょう。
7.フォーマット
FDからWindows95などのOSを起動し、fdiskなどで新しいパーティションを確保してからフォーマットを実行します。Windows95だけで良い人は、インストール用のFDを使うと、これらの作業も行ってくれますが、これを読むような人はPC-Unixとかを入れる方が多いかな?ハイバネーションを使う方は、HDDの終わりの方が使えないことを忘れずに領域を使って下さい。
8.再インストール
大量のFDを入れ替えながら、Windows95などを再インストールして下さい。これが最大の難関かもしれません。ThinkPadはデバイス検出ソフトの問題からか、ユーザーズガイドに書かれているよう、カスタムインストールで行わないと、途中で画面表示が出なくなります。S3のアダプタを検出しないようにしましょう。